これまでの企画で、洗えるウールとオーガニックコットンという素材のこと、そしてブラック・チャコール・アイボリーという色のことをお話ししてきました。今回は、ずっとこだわってきた「サイズ」の話の続きと、うれしいご報告です。
一番気にしたのはサイズ感
ニット帽といえば、フリーサイズが当たり前です。でも私たちは、あえて複数のサイズで展開することにしました。
理由はシンプルで、頭の大きさによって、かぶり心地も、見た目の印象も、けっこう変わってしまうからです。同じ帽子でも、ある人にはちょうどよく、ある人にはきつく、ある人にはぶかぶかになる。折り返しの回数で無理に調整するのではなく、その人の頭に合ったサイズを選べるようにしたい。「誰でもかぶれる」ではなく、「自分に合わせて選べる」ニット帽を目指しました。
3サイズ展開を改め、4サイズ展開へ
当初は、3つのサイズ(57cm・60cm・63cm相当)で考えていました。標準的な方から、大きめ・かなり大きめの方まで、これで十分カバーできるはず――そう思っていたのですが、進めるうちに「もう少し細かく選べたほうが、もっと多くの人にちゃんと合うのでは」と考え直しました。
そこで、サイズをもう一段増やして、4サイズ展開にすることにしました。
新しく加えたのは少し小さめの頭の方向けに54cm相当のサイズです。4サイズ展開に増やしたことで標準サイズから大きいサイズの間も細かく調節しました。これで、これまで「フリーサイズだと少し余ってしまう/少しきつい」と感じていた方にも、ぴったりの一枚を選んでいただけるようになりました。
サイズを1つ増やすのは、正直かんたんなことではありません。それでも、「自分に合うものを選べる」という体験を大事にしたくて、この4サイズ展開にたどり着きました。
生産サンプルが届きました。

サイズや素材の設計を固めて、生産確認用のサンプルをつくっていただきました。そして先日、それが手元に届きました。
とても心地の良いフィット感。いい感じです。
実際にかぶってみて、まず確認したかったのがサイズ感。きつすぎず、ゆるすぎず、顔まわりの見え方も自然か。次に肌あたり。裏側のオーガニックコットンが、長く着けていてもチクチクしないか。そしてシルエット。厚みや高さのバランスが、かぶったときに自然に見えるか。
この3つを、実物で何度も確かめました。狙っていた「気負わず、自然にかぶれる一枚」に、ぐっと近づいてきた実感があります。
次回は、いよいよ「つくり手」のもとへ

サンプルが良い感じに仕上がってきたところで、このニット帽を実際につくってくださっている工場へ、生産の途中を見せてもらいに行ってききました。そこで見たのは、想像していた以上の手間と工夫、そして「つくり手の思い」でした。
次回は、その現場のお話をお届けします。どうぞお楽しみに。
過去のブログは以下から^^



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